
兵庫県知事に対する不信任決議案が、県議会で前回一致で可決されて、一週間が経ち知事がどういう結論を出されるか、私も含めて兵庫県民は知事の決断を、注目していたと思います。そして九月二十六日に辞職、解散の道は選ばず、失職して再度知事選に、立候補して県民の信を問うことを決意しましたと、今後の身の処し方を記者会見で発表されました。知事のこの判断は県議会で、不信任決議案が全会一致で可決されて以降の、発言内容からみて知事の結論は、このようになるだろうと、私は感じていました。知事の平生の発言で始終一貫しているのは、今までやってきた県政の改革は全て正しくて、間違ったことは行っていないので、何故辞職しなければいけないのかと、主張しているように思われてなりません。知事の県庁内外でのパーワハラスメントはいろんな所から指摘されていますが、これは知事自身の個人的な問題で、我儘、激高的な性格がいろんな場面で、でてきただけで、このような人は組織のリーダーにふさわしくないと思います。
今回兵庫県政でこのような大きな問題に発展したのは現知事だけの問題でなく、前知事時代の県政にも大きな問題があったのではないかと想像できます。前知事も現知事と同じ総務省出身の官僚で二十年間の長きに、わたって務められその間に、いろんな部署に既得権益が生まれ、それを守ろうとする人と、壊そうとする現知事との対立があったのではないかと推察できます。現知事からすれば、前知事の県政は問題だらけに映ったのではないかと思います。現知事が性急に改革を進めようとして、摩擦が生じ、激高する場面が多くなり、パーワーハラスメントが表面化したのではないでしょうか。現知事が既得権益者、利害関係者らと穏やかに改革を進めておれば、公益通報者保護法に訴える人もなく、自殺者が出る事もなく、百条委員会も開催される必要もなく、現在のような大きな問題には発展しなかったと思います。前県政の二十年間の悪習を改革し、県民の為の県政を行っていれば、歴史に名を残せる兵庫県知事になれたと思います。
九月三十日に失職し出直し選挙に立候補されるのですが、一度無くした信用を取り戻すのは容易ではありません。政党からの推薦、支援は全く無く孤立無援の厳しい戦いになりますが、現在のところ共産党が推薦する人だけが立候補表明されていますが、自民党、立憲民主党、公明党、日本維新からの立候補を表明されている人はまだありません。立候補者が乱立すると、票が割れ現知事にも勝機があるかもしれません。もし現知事を再選させないと、強く望むなら対立候補は一本化しなければならないと思います。兵庫県知事は六十年間、総務省出身の官僚が務めています。私としては官僚出身者ではなく、民間の人で県民の為にしっかり働ける、経営管理能力の高い人が、今度の出直し選挙に立候補して、県政を担って欲しものです。