私の音楽趣向

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昨年植えましたパンジーの寄せ植えです。

日常生活を過ごす上で、欠かせないものが誰にでもあると思います。人が生きて行くためには、空気、水が必要のように、私にとっては音楽も必要で欠かせないものになっています。音楽は正式には音源に対して集中して聴くものですが、食事しながら、会話しながら、読書しながら、新聞を読みながら聴くことも出来ます。自宅にいる時はテレビを見るとき以外は、殆んど音楽を聞いており、家の中にBGMが流れている状態です。音楽に興味、関心を持ち出したのは中高生の頃からだったと思います。テレビから流れてくる歌謡曲を良く口ずさんでいたようです。大学に入ると下宿生活が始まり、夜はラジオの音楽番組を聞いていました。この頃から洋楽系の音楽に惹かれるようになり、当時日本でも大人気のビートルズが来日、初公演が行われて、ビートルズ旋風が吹き荒れました。ビートルズの曲がかかっている音楽喫茶にはよく通ったものです。ビートルズ人気が醒めやまない同じ頃にラジオの深夜放送でよく流れていたのがポール・モーリア

レイモン・ルフェーヴル、フランク・プウルセル、カラベリといったフランス人演奏家の洗練された、美しい音楽にも魅了されるようになってきました。社会人になると、それまでは音楽はテレビ、ラジオから入手していましたが、初めてLPレーコドを再生するステレオを購入しました。今では想像もできない位大きいもので、中心部がプレイヤーで両側にスピーカーが設置されるタイプのものです。音質はテレビ、ラジオに比べ格段に良くなり、自分好みの演奏家のレーコドを購入していくようになりました。音楽媒体の技術が進化し、LPレーコドからCDに替わり、LPレーコド専用のステレオは使用できなくなり、やむなくLPレーコド、CDも使えるステレオに買い替え、この頃から音楽媒体はCDに一本化されていき、カセットテープ、LPレーコドは店頭から姿を消していきました。そうこうしていると二代目のステレオのCDデッキが故障して聴けなくなったため、三台目のステレオに買い替える事にしました。三台目は更にコンパクトになり、最初に買ったものと比べると三分の一以下のサイズになったのですが音質は悪くないようです。三台目のステレオは媒体がCD,USB用でLPレーコドは使えないので、LPレーコドの曲を全てCDに替えなくてはならなくなり、思わぬ出費になりました。CDの収集もポール・モーリア、レイモン・ルフェーヴル、カラベリ、

フランク・プウルセルを中心に欧米でヒットした曲は概ね出来たと思います。これらの演奏家の特徴は演奏曲目のジャンルの幅が広いことです。クラシックの名曲、映画音楽、現代音楽、世界の名曲を現在の音楽技術駆使して、それぞれの演奏家が競い合って演奏されたものです。その中で特に素晴らしと思うのは映画音楽と、ベートーヴェン

モーツァルト、バッハの名曲を演奏されていますが、原曲とは違った味わいがあり、これらも大変素晴らしいと思います。私は現在クラシック、映画音楽、現代音楽世界の音楽(ラテン、タンゴ、日本の曲)合わせてCD枚数で130枚位、曲数で1600曲位そんなに多くはないのですがあります。これらのCDをその時の気分合わせて聴いております。

 

女給さん、ウエイトレスさん

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今年も咲いてくれました花カイドウ桜です。

ブログを始めるに当たって文章力を高めるために、文学関係の書籍のページを捲っていると、若き日の男女の二ショット写真が目に留まり一見するなりくぎずけになりました。その若き男女とは日本人初のノーベル文学賞を受賞された川端康成氏と婚約者の

伊藤初代さんさんです。川端康成氏は学生服に角帽姿で伊藤初代さんは地味目の和服姿で写っていました。この写真に魅せられたのは伊藤初代さんの愁いに満ちた表情、可憐で清楚な、とても魅力的なところでした。二人が恋愛中の頃の事を書いた自伝的小説

「篝火」の草稿が、原稿用紙六枚分が発見され、四月に開催される川端康成特別展に初公開されるという記事が先月の新聞に掲載されていました。この記事を読んですぐに二人の写真の事が脳裏に浮かんで来ました。川端康成氏が東大生で、学生寮の近くのカフェで女給さんとして働いていた伊藤初代さんを目当てに通い詰め親しくなり、恋愛関係に発展、婚約までされるのですが、婚約後僅か一か月で婚約解消になります。何故二人は破局したのかの詳細は分かりませんが、恋愛中の心の葛藤などが書かれた作品

「篝火」を読めばヒントがあるかも知れません。この後有名な作品伊豆の踊子が書かれるのですが、元婚約者伊藤初代さんとの恋愛中の出来事などが、作品に大きな影響を与えたのではないでしょうか。私も大学生時代に喫茶店のウエイトレスさんと付き合っていましたが、結婚するとかしないとかと、いった関係ではなかったのですが、川端康成氏の場合と似ているのは、共に大学生で彼女がカフェの女給さん、喫茶店のウエイトレスさんだったことです。大正時代は喫茶店をカフェと言われ、そこで働く人を女給さんと呼んでいたようで、昭和の戦後は喫茶店で働く人をウエイトレスさんと呼んでいました。現在では女給さんは勿論、ウエイトレスさんも使われなくなり、便利な言葉であるスタッフが使われるのが一般的なようです。私と川端康成氏との恋愛関係における学生、彼女の職業と言った表面的な事は同じようですが、内実は精神性の高い次元の違う全く異質なものです。川端康成氏は文学的芸術性を追及された真面目なものです。私は不真面目ではなかったと思いますが、文学的芸術性はなく、その事が別れる原因を早めさせたと言えばかっこの良い言い方になりますが、実はお互いに若くて未熟だった事が真実のようです。最近では彼女と知り合った喫茶店のあるところには、殆んど行くことも無くなりましたが、たまにその店の前を通ると現在は喫茶店は無くなり別の店舗になっておりますが、五十数年前の出来事を昨日の事のように思い出します。この喫茶店での出来事は自分が歩んできた人生の遠い日の1ページである事は紛れもない事実です。

私の健康管理法

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昨年12月植えましたビオラの寄せ植えです。

人には何か自慢できることとか、誇れることの一つや二つはあるのではないかと思うのですが、自分には残念ながら何もないのですが、強いて自慢できるとしたら、生まれてから今日まで大病もせず健康に過ごせたことで、そのおかげで社会人になって仕事を始めてから辞めるまでの四十数年間、病気、けが、事故、風邪さえも引くことなく、冠婚葬祭と尿管結石で1日仕事を休みましたがそれ以外は働いていた事ぐらいです。

あの時代は景気が良かったせいもあり忙しくて、土日も代休も取らずに出勤していたこともあり、本当に良く働いたものだとあの当時を思い出す事もあります。現役中は虫歯の治療で歯科医院に通院する事はありましたが病院には縁がありませんでした。ところが仕事を辞めてしばらくすると生活環境の変化と両親の高血圧の遺伝子を継承したことが相まってか血圧が上昇するようになり、内科クリニックで降圧剤を処方してもらう事にしてもらいました。クリニックで薬を処方してもらうのは初めての経験です。降圧剤の服用を始めてからは起床後、就寝前の1日2度血圧を測定するのが毎日の日課になり、血圧計は昨年新しいものに買い替えて三台目になりました。毎日の血圧を記録しているのですが15年間でノート6冊分になり、毎日血圧を測定することによって、血圧が上下する原因なども分かるようになり、今では血圧を測定しなくてもおおよその見当はつくようになってきました。私の今の血圧は収縮期血圧(上の血圧)が100~130位で、拡張期血圧(下の血圧)が60~80位で大変良好です。血液検査は年2回行っておりおりますが、中性脂肪の数値が若干高い程度、あとの検査項目の数値は全て基準値内で体重と身長のバランスをみるBMI値(体格指数)も基準値内の24です。BMI値の算出の仕方は次の通りです。BMI値=体重÷身長÷身長です。例えば体重が70kgで身長が165cmの人のBMI値は70÷1.65÷1.65で25.7になります。計算する時は身長のセンチメートルをメートルに換算して下さい。BMIの基準値は18.5~25です。18.5以下は低体重(痩せ型)で25以上は肥満領域です。現在の血液検査のデータ、血圧、BMI値から総合的に判断して脳疾患(脳梗塞、脳内出血)、心疾患(心筋梗塞心不全)に罹患する可能性は100%ないとは断言出来ませんが、極めて低いのではないかと自己診断しています。現在の良い健康状態を維持できているのは、1日の食事に最大の注意を払っていることに他ならないと思っています。栄養バランス(糖質、脂質、蛋白質)の取れた食事とカロリーオーバーにならない事が最も重要だと思います。このことがしっかり出来れば体調不良の方でも、改善が期待できるのではないかと思います。中国には昔から医食同源という考え方がありますが真にその通りだと思います。医療も食事も健康を維持する為に行うものですから。

地震大国 日本

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地植えの水仙です。

天災は忘れられた頃にやってくる(災害は忘れて頃にやってくると同意)と言う言葉は、物理学者、随筆家で夏目漱石の一番弟子でもあると言われている寺田虎彦が関東大震災に遭われた後の講演の中で使われたそうです。この言葉の意味は起きてしまった災害は忘れることなく日々の備えをしようということだと思います。2022年3月16日にまたもや2011年3月11日の東日本大震災の余震と思われる大きな地震が発生し東北地方に大きな被害が出ました。寺田虎彦の言葉ですが、あの地震の事は誰一人として忘れてはいないと思いますが無情、非情、無慈悲、冷酷にも容赦なく襲って来ました。地震による被害の苦しみや、悲しみが癒される暇もなくやってくるのです。昨年の余震による被害に遭われ住宅を修理されて、今回またも被害に遭われた方のインタビューされているニュース映像を見たのですが、意気消沈されている被災者の姿に私も大きなショックを受け言葉になりませんでした。東北地方にはこのような方が大勢おられると思うと本当に心が痛みます。このような余震は一体いつまで続くのでしょうか。専門家の説明によりますと本震が発生した日から100年位は続くそうです。そうだとすると後90年程続くということです。明治以降だけみても震度6以上の大きな地震は北海道から九州まで沢山発生しておりますから日本の何処で、何時起こっても不思議ではありません。その中で現在最も心配されているのは巨大東海沖地震、巨大南海沖地震がいつくるかです。残念ながら現在の科学技術、A I (人工知能)をもってしても地震の予知は不可能です。地震に対する人命と建物の被害を最小限にするには、避難経路の点検は常に必要で、建物については耐震基準を満たしているか、満たしていない場合は耐震補強が必要です。余談になりますが日本から数十キロメートルしか離れていない朝鮮半島地震がない事はよく知られています。北朝鮮の建物の耐震基準は震度5だそうです。北朝鮮ピョンヤン震度7クラスの地震くればピョンヤンの街の建物は全壊しますね。因みに日本の耐震基準は震度6強から震度7でも倒壊しない基準に昭和56年に改正されました。昭和56年以前に建築された建物は震度5強で倒壊しない基準でしたので現行の耐震基準を満たしていない可能性があります。昭和56年以前に建築された建物は築40年以上経過しており老朽化が進んでいるのと、耐震不足と相まって、これらの建物を耐震補強するか建て替えにするのか非常に難しい問題を抱えているのです。

ウクライナに平和を

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二月に植えましたピンクパンサーです。

ロシアのウクライナへの侵略は日本にとっても、決して遠い国の話ではありません。根室半島から数キロメートル先の歯舞群島は現在日本の統治下ではなくロシア領です。数十キロメートル先の北方四島ではロシア軍によるミサイル発射実験が行われ、一方海上では日本海宗谷海峡津軽海峡ロシア海軍の艦艇が大演習を行っています。これらは全て日本に対する威嚇行為で、日本もロシア国境周辺の防衛には細心の注意が必要です。

ロシアのウクライナに対する侵略行為に世界中から非難される中、ロシア軍は軍事施設以外の病院、一般住宅などの民間施設にも攻撃を加え沢山の死傷者が出ているようです。このような非人道的、無差別な攻撃は直ちに止めるべきです。各国の首脳が停戦に向けた仲介をしていますが、プーチン大統領は頑な態度をとり続け、妥協の気配はなさそうです。プーチン大統領は短期間で終結させゼレンスキー政権を崩壊に追い込み、親ロシア政権を樹立し、ウクライナをクリミヤのようにロシア化する目算であったようですが、現実は予想外のウクライナの抵抗にあい、プーチン大統領はいら立ちを隠せないようです。ウクライナ軍の祖国防衛に対する士気は非常に高く、一般国民のウクライナを守る為の士気も高いようで、軍、国民が一体となってロシアに抵抗しようとしています。ロシアが何故ウクライナに侵攻せねばならないのか、ウクライナが西側陣営のNATOに加盟すればロシアに対して逆に侵攻してくるのではないかと思い込み、プーチン大統領の過剰防衛反応が働いているようにしか思えません。ウクライナの西側陣営のNATOに加盟するのを阻止するための戦争のようです。ロシアが自由で開かれた国であれば同じスラブ系の国民同士争うこともなく、NATOに加盟する必要性もないと思います。プーチン政権は何故ロシア離れが後を絶たないのかを良く考えてみる必要があります。ロシアの歴代政権は自国の天然資源(石油、天然ガス、鉱物)に恵まれ、その収入で経済的な努力をすることなく、軍事力、宇宙開発に使われ、元国営企業の幹部とプーチン大統領の間には利権絡みの金が流れている可能性もあり、プーチン宮殿はその金で建てられたのは間違いないでしょう。一刻も早くも早くプーチン大統領ウクライナ侵略の蛮行を止めさせるのは日本、アメリカ、欧州の一致団結した強力な経済制裁をロシアに課すこと、NATO諸国によるウクライナへの軍事支援をする事によって、ロシア国内からプーチン政権崩壊を誘発させるのが一番の近道ではないかと思います。

 

ブログを始めて半年

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二月に植えましたヘリクリサムです。

今月でブログに記事(文章)を書き始めて丁度半年になり、週一回の投稿(更新)で26回目になりました。振り返って読み直してみたのですが、拙い文章で恥ずかしい限りです。1回目の投稿でブログを始めた動機を書きましたが今回はコラム記事(囲み記事)を書きたくなったかについて書いてみたいと思います。仕事を辞めて15年になるのですが、暇もあって新聞の朝刊、夕刊のコラム記事(囲み記事)の全てを隈なく現在まで毎日読んでおりますが、その事に触発されたのではないかと思います。新聞のコラム記事(囲み記事)の文字数は長いもので1500~2000文字位、短いもので600~700文字位です。連載の形は週一回の掲載で月4~5回の半年間のパターンと一週間5回連続のパターンがあるようです。コラム記事(囲み記事)の書き手の方の職業は小説家、詩人、芸術家、企業経営者、大学教授、タレントとバラバラで多彩です。さすがに皆さん一流の方ばかりですので、文字数制限以内に面白く、分かり易く本当に上手にまとめておられ、読むたびに感心することばかりです。コラム記事(囲み記事)の書き方で圧倒的に多いのは随筆風(エッセイ風)であとコラム風(それぞれの分野の専門家が主義、主張された文章)が多いようです。毎日コラム記事(囲み記事)を読んでいて、ひょっとすると自分も書けるのではないかと錯覚するようになり、ぜひ書いてみたいと思うようになりました。それではその記事(文章)を何に書くかが問題です。アナログ的な方法ですと本に書いて自費出版するか、デジタル的な方法ですとソーシャルメデアのブログに書くのが最適であることが分かりました。ブログですと費用が無料(有料のブログもあります。)ですので私のような初心者にとってはいいかも知れないと思いブログで始める事にしました。ブログに記事(文章)を書き始めて気がつくのですが、これが想像以上に難しく、別に文章を書くことを舐めていたわけでは決してないのですが、なかなか思うような記事(文章)が書けずに悩んでおります。ブログを始める半年位前から新聞のコラム記事(囲み記事)だけ読んでいたのではいけないと思い、小説、随筆と言った文学系の本を読むために図書館に通いました。しかしこれは試験前日の一夜漬けの勉強みたいなものです。この位の読書期間、読書量では文章術は身につくはずがありません。今更気がついても遅いと言われればそれまでですが、乗り掛かった舟で後戻りが出来ません。75歳で最高齢芥川賞受賞、83歳で紫式部文学賞受賞の現在84歳現役の小説家黒田夏子さんのコラム記事(囲み記事)を最近読み文章の素晴らしさに刺激を受け、これから書こうとしている将来の記事(文章)が少しでも良くなるようにしていきたいです。

 

ロシアを思う

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2月に植えましたダブルオステオスペルマムです。

ロシアとウクライナの関係が、世界中が最も恐れていたロシア軍のウクライナえの軍事侵攻で始まりました。ウクライナの10倍以上の圧倒的な軍事力でウクライナ全土を掌握し、現在の反ロシア政権を消滅させ新たにロシア政府の息のかかった親ロシア傀儡政権を樹立させ西側NATO陣営に対抗しようとしています。当然このプーチン政権の力による暴挙に対して、日本を含む欧米西側諸国は猛反発、ウクライナNATO加盟国でない為、直接援軍を送ってロシア軍と戦うことは出来ないので、NATO西側陣営は一致団結し強力な経済制裁を課し、ロシア経済を弱体化させプーチン政権の崩壊を目指すべきです。プーチン大統領の時代錯誤的、被害妄想的な思考は民主主義国家陣営にとって脅威です。世界最大の核保有国ロシア、西側諸国に対し核の使用も辞さないと発言し脅しています。今回は2014年のクリミア併合の失敗の轍を踏まず、最も強力な経済制裁であるSWIFTからロシアの銀行を排除すべきです。SWIFTは国際銀行間の決済システムを担っているところで、ここからロシアの銀行を排除する事によって輸出入の代金が事実上決済出来なくなることです。この措置はロシアだけでなく西側諸国にも痛みを伴いますが、ここはロシアの暴挙を止めるためには踏ん張らなければならないと思います。今回のロシアのウクライナ侵攻には日本政府も経済制裁に積極的に加わるべきです。前回ロシアのクリミヤ併合の時日本政府は消極的な参加にとどまり欧米諸国から非難を浴びました。当時の日ロ関係は良好で長年の懸案事項である北方領土問題の解決が大変期待され、四島一括返還か悪くても二島返還が実現するのではないかと思われていた事実もあり、制裁に非協力的にならざるをえなかったのは理解できますが、結果は日本側の期待に反したものになったことは周知の通りです。これは日本政府関係者、ロシア専門の政治家、ロシア専門の学者の大多数がプーチン大統領の腹の内、思惑を読み切れなっかた事につきます。民主主義陣営のリーダー米国の国力が落ちてきているところに、経済、軍事大国を目指す中国の台頭、軍事大国のロシア、ミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮、これらの国々を米国一国ではもはや抑えられる状況ではありません。民主主義国が一致団結して権威主義国の中国、ロシア、北朝鮮に対峙し民主主義陣営を守っていかなければならないと思います。日本経済は落ちたとはいえ世界第三位の経済大国で誇りと自信を持つべきです。日本の最もいけない事は大国(米国、中国、ロシア)の顔色をうかがった政治、利益だけを重視した経済活動です。日本も世界に対して積極的にリーダーシップをとり、米国、西側諸国から信頼される国家を目指さなければならないと思います。そして戦後も76年が過ぎ北方領土問題は完全に行き詰まっています。今後も漫然と交渉を続けたとしても解決には至らないでしょう。今回のロシア、ウクライナ問題を契機に日本政府はロシア外交を根本的に見直し改めて一からスタートしなければならないと思います。