後期高齢者

昨年植えましたビオラで今満開です。

先月誕生日を迎えて、後期高齢者になりました。後期高齢者になったとはいえ何も実感がなく、いまだに心は20~30代の気分で毎日を過ごしております。しかし鏡の前に立つと、自分の肉体の老化による醜さと、心の中のギャップとの余りの大きさに愕然とします。人は加齢とともに肉体の衰えは増加し、反対に心の葛藤は減少していくように感じられます。これから先何年生きれるかは分かりませんが、肉体の衰えと、心の変化は確実にあると思いますが、現在では想像がつきません。高校生の頃なら目標をどこの大学にするか、大学生ならどんな会社に就職するかそれぞれ夢と希望を持って勉強をします。それでは後期高齢者は何を目標にしていけばいいのでしょうか。男性の平均寿命は81歳で、平均寿命まで生きられたとしても余命は6年です。座して死を待つだけだと言ってしまえばそれまでですが、それでは余りにも寂しい人生の終末の過ごし方ではないでしょうか。後期高齢者は残りの人生の目標などもつ必要がなく、ただ周りの人々に迷惑を掛けないように、自分の思い通りの生き方をするのが、最高の目標で幸せな生き方ではないかと考えるようになってきました。後期高齢者になって何かいいことはないかと、思いを巡らしてみたのですが、何もいいことは無いようで、悪い事ばかりが浮かんできます。腰痛、関節痛と言ったロコモティブシンドローム、運動神経が鈍くなる、運動に対する体力の低下といった現象に悩まされ、事故,けがにも注意しながらの日常生活です。後期高齢者になって一つだけいいことがあるようです。それは所得(収入)が現役並の所得以下の後期高齢者、私もそうですが医療費の自己負担割合が、それまでの2割負担から1割負担になり医療費の自己負担額が軽減されることになります。これは低所得者の私にとっては大変ありがたいことです。因みに私の年間医療費(医療機関に支払われる金額)は内科、眼科、歯科合わせて約16万円で自己負担額は2割ですので3万2千円でした。これが75歳の誕生日以降は1割負担になるため1万6千円になります。年間で1万6千円自己負担額が軽減されることになり、1ヶ月分にすると1300円程得する勘定になります。これが後期高齢者になって唯一のいいことのようです。さてこのお金の使い道ですが1300円という金額は喫茶店のコーヒー2杯分位で、これからの人生の目標を1日でも長く月2回多くのコーヒーを楽しめるように健康に気を配りながら過ごしていこうと思っています。