内科医院での出来事

ペチニアレモンエロー

私は大慨の病気には医療機関には行かずセルフメディケーション(自分自身で病気の診断を行い市販薬を使い治療を行う事で、アメリカのように公的健康保険制度のない国では普通に行われています。)を実践しています。ただ何度挑戦しても、自力で治せないのが高血圧症です。その為やむを得ず2ヶ月に一度降圧剤の処方箋を内科医院に出してもらっています。今回は前回に年一度の血液検査を行ってもらったため、血液検査の結果と処方箋を一緒にもらいました。現在出してもらっている降圧剤の特許期間が切れたため、ほぼ一方的にジェネリック医薬品に切り替わる理由を、簡単な説明で薬剤師から告げられました。これは現在の日本の逼迫した医療財政の事を考えるとやむを得ない措置かも知れません。このおかげで薬局の窓口に支払うお金は前回までの半分で済むことになりました。年一回受けている血液検査は検査項目45あり、そのうちで中性脂肪の数値が159(基準値は35~150)で若干高いだけであとは問題なく非常に良い状態と医師からお褒めの言葉を頂きました。

本日のこの内科医院には80歳以上と思われる高齢の患者さんが3人診察に来られていました。1人は私が待合室に入ると既に来院されており、小太りで丸首の半袖の下着にズボンという服装で、お腹が見える状態でベンチシートに座り仮眠されていました。この光景にはちょっと驚きを禁じ得ませんでした。この高齢患者さんは家族に送迎されての来院か、タクシーか自力での来院かは分かりません。その後2人の高齢患者さんも来院され、1人の高齢患者さんは家族に付き添われ、この患者さんはお腹から管が出ており、胃瘻されているようで胃瘻患者特有の痩身が見られます。最後に来院された高齢患者さんは腰が45度に曲がっており、スキーのストックのような杖を両手にもち、杖をつきながら待合室に入ってこられました。この高齢患者さんも家族の送迎か、タクシーか自力で来院されたのか分かりません。なぜこのような高齢患者さんの行動、動作に関心があるのかといえば、私も後数年もすれば3人の高齢患者さんの年齢の域に到達するからです。現在家内との二人暮らしでそれぞれ人の手を借りずに生活できていますが、この生活は永遠に続くことはありません。どちらかに介護が必要な時がいつかは来る、その時は予測できませんがどちらかが元気であれば何とか一時は乗り切る事はできますが、両方が同時に介護が必要な事態になれば途方にくれます。今日内科医院で会った3人の高齢患者さんの内1人は家族の付き添いで来院されていたので、家族と同居されていると推測されます。後2人の高齢患者さんはどうして帰宅されたのか分かりません。2人の院内での歩行状態から判断して長い距離の単独歩行は難しいと思われます。2人の高齢患者さんがどうして帰宅されたのか、家族の迎えがある事を期待しながら内科医院を後にするのでした。